はじめに
突然の部署異動を命じられると
とても戸惑いますよね。
私も異動が決まるたびに戸惑い、不安と戦っていました。
私は希望をせずして、4回の部署異動を経験しました。
その経験から、異動時の気持ちや、異動時にやっておいてよかったことなどを伝えられたらと思います。
これから異動を希望されている方、急な異動を命じられ戸惑われている方、転職が異動か迷われている方などの参考になればと思います。
異動が決まった時の気持ち
約1ヶ月前に、突然師長に呼び出され、異動が決まったことを伝えられました。
私は入職時、希望の慢性期の病棟で働いていました。
しかし、異動を命じられた部署は急性期病棟でした。
私は頭の回転が遅く、どちらかというとのんびりタイプで、自分は慢性期病棟が向いていると思っていたので、
急に急性期病院へ異動だなんて、
私には絶対に無理!怖すぎる!
と思いました。
しかし、ほぼすべてのスタッフが数年ごとに異動を経験している環境だったので、
異動は嫌でしたが、転職や退職するという考えにはなりませんでした。
(仕事辞めたいなとは思いました。笑)
異動するまでにやったこと
異動先の師長へ挨拶
少しでも好印象を与えるために、師長へ挨拶へ行きました。
その時に、異動する月の休み希望を伝えました。
もし夜勤ができない曜日があるなど、勤務表作成にあたっての希望があれば、挨拶のタイミングで伝えると良いと思います。
挨拶のついでに、師長や病棟の雰囲気も見てきました。
完全にアウェイなので、異動してみると優しいスタッフばかりの病棟でも、異動前の私にはスタッフ全員が怖く感じました(泣)
異動先の診療科の勉強
師長へ挨拶に行った時に、師長に病棟の多い疾患、検査、治療を教えてもらい、そこを中心に勉強しました。
異動が決まってから、異動まで約1ヶ月間あったので、少しずつ勉強を進めていました。
しかし、実際に見たことがない疾患や検査、治療などは勉強してもイメージがつきにくく、頭に入りにくかったです。
異動後に、実際の患者さんを見ながら勉強した方が理解しやすく、頭にも入りやすいと思うので、
異動前の勉強は概要が分かる程度で十分だと思います。
異動先の人間関係について情報収集
異動先の部署にいる同期や、異動先の部署で働いたことのあるスタッフなどに、病棟の雰囲気やスタッフの人間関係について教えてもらいました。
怖いスタッフは誰で、優しいスタッフは誰か、など。(大事ですよね!笑)
異動後は優しいスタッフを覚えて、分からないことは教えてもらっていました。笑
異動後、部署に慣れるまでにやったこと
挨拶は積極的に
少しでも早くスタッフに慣れるために、積極的にスタッフに挨拶をし、声をかけるようにしていました。
挨拶をすることで、周りのスタッフからも声をかけてもらいやすくなります。
挨拶は看護師だけでなく、
医師やコメディカルにも同じように積極的にして、コミュニケーションをとっておくことが大切だと思います。
分からないことはとにかく聞く
異動して分からないことがあるのは当たり前です。
なので、異動したばかりのタイミングは、分からないことを聞きやすいタイミングです。
分からないことがあればすぐに聞き、忘れっぽい私は、すぐにメモを取るようにしていました。
仕事後に復習を兼ねて、メモした内容をまとめていました。
スタッフの名前を覚える
当たり前のことかもしれませんが、
スタッフの名前を覚えるために、声をかける時にはできるだけ名前で呼ぶように心掛けていました。
もちろん名前が分からない時には、「すみません」と声をかけることも多々ありましたが。
名前を覚えて、名前で相手のことを呼ぶことで距離感が縮まる感覚が得られました。
異動のメリット
- 異動しなければ経験できない診療科の看護ができる。
- 知識、経験が増える。
- 顔見知りのスタッフが増える。
- キャリアアップ、自信につながる。
異動のデメリット
- 一から勉強が必要
- 一から人間関係の構築が必要
- 不慣れな環境でのストレスが大きい
結果、異動してよかった
私の場合、結果的に移動してよかったと思っています。
自分には慢性期看護師ができない、合わないと思っていました。
しかし、異動で急性期病棟、ICUなどを経験し、異動した当初は大変でしたが、
慣れてきてからは、急性期看護の方が楽しいと思えていることに気づきました。
これは、異動してみないと気づけなかったことだと思います。
異動により、ICU、消化器内科、循環器内科と経験を積むことができ、看護師としても少しは成長しているのかなと思っています。
異動して合わなければ転職すればいい
現在の職場が合わないと感じていて、転職を考えている方も少なくはないと思います。
私は転職の経験がありませんが、
まず、異動を希望してみるのもありかなと思います。
異動することで、働く病院は同じでも環境がガラリと変わります。
環境が変わることで、新しい自分を発見することができるかもしれません。
異動してみて、それでも合わなければ転職を選択するのもひとつかなと思います。
さいごに
希望しない異動を命じられた時には、
不安に押しつぶされそうになり、仕事辞めたいなとまで思っていた私が、
異動してよかったと思えるのは、
周りのスタッフに恵まれたことが1番かなと思います。
こればかりは異動してみないと分からないですよね。
異動を控えている方、異動を考えている方、転職を考えている方
慣れるまでは大変だと思いますが、
新しいステージでの挑戦、自分を大切に、無理せず頑張ってください‼︎